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ヒシクイ(菱喰)
カモ目/カモ科
学名 Anser fabalis  英名 Bean Goose
撮影/February,24,2020

◎生活型/局地的な冬鳥。

◎分布/-----

◎生息地/湖沼、池、湿地、水田など。

◎見られる時期/10〜3月。

◎大きさ/L 85cm。
    W 160cm。

◎飛び方/直線飛行。

・冬鳥として渡来。東北地方北部以北では旅鳥。
・国の天然記念物。和名は「ヒシ」の実を食べることから。
・「亜種ヒシクイ」は、主に北海道東部に渡来し、そこから徐々に南下して宮城県や秋田県で越冬する。
・「亜種オオヒシクイ」は、新潟県など、日本海側の湖沼で越冬するものが多い。
・雌雄同色。頭部からの上面は暗褐色で淡色の羽縁がある。
・腹部と上尾筒、下尾筒は白色、尾は灰黒色で先は白い。
・嘴は黒く、先端近くが橙色。足は橙色。
・広い水田や湖沼などで、落ち穂、水草やその根などを採食する。
・大きな声で「グワワ」「ガアア」と鳴く。

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---日本鳥類目録/改訂第8版---
(日本鳥学会・2024年)

◎鳥綱 Aves

◎カモ目 Anseriformes

◎カモ科 Anatidae

◎マガン属 Anser

◎ヒシクイ Anser fabalis
撮影/March,07,2020
※判断自信度 ★★★★★
※メモ 日本には「亜種ヒシクイ」「亜種オオヒシクイ」「亜種ヒメヒシクイ」の3亜種の記録があり、「亜種オオヒシクイ」の渡来が一番多い。

写真は全部「亜種オオヒシクイ」です。「亜種ヒシクイ」の嘴は太くて短く、額と嘴に角度があり、「亜種オオヒシクイ」の嘴は「亜種ヒシクイ」よりも長めで、額から嘴はなめらかに続いて見える。・・・しかし、見る角度によって見間違えることもあるので注意が必要です。

「亜種ヒシクイ」---環境省レッドリスト(2020年版)/絶滅危惧U類(VU)
「亜種オオヒシクイ」---環境省レッドリスト(2020年版)/準絶滅危惧(NT)

2025年6月---2024年『日本鳥類目録/改訂第8版』の発行に伴い分類体系表を手直し、更新。『日本鳥類リスト・690種/ 1 / 2 / 3 / 4 』を作成しました。
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